私たちに興味を持ってくれた皆さんへ
2016年に私はシドニーから東京へやってきました。クラフトマンシップが高く評価され、創造性に溢れた場所に身を置きたいと思ったのです。数年の間、日本の素晴らしいデザインを見て回ったのち、自分の故郷であるオーストラリアのデザインへも目を向けてみることにしました。
そこで気がついたのが、オーストラリアもまた才能溢れるデザイナーに恵まれているということです。これはあまり日本では知られていないかもしれません。しかし彼らは海外でも通用する才能を持っています。そこで私は、オーストラリアのデザイナーたちのストーリーを日本の皆さんと共有することによって、日本とオーストラリアを結ぶ文化的な架け橋を作りたいと思いました(そして後々は日本のデザイナーたちにも話を聞きたいと思っています)。
JAUのゴールは、オーストラリアが誇るデザインと文化をより多くの人に見せることです。デザイナーたちのストーリーやインスピレーション、制作プロセスを共有することで、彼らの想いに触れることができる場になればと思っています。
そして同時に、私たちは環境への配慮をとても重要視しています。
私たちは消費社会に生きています。そして自然環境がその代償を払っています。このまま消費をし続けることはできないーーだから、自分がすでに持っているものに目を向け、大切にするべきなのです。一つのものが作られるまでの苦労や努力を知れば、簡単にものを捨てることも少なくなるのではないでしょうか。
私自身、ものを所有するときは、それがタイムレスに美しいかということを大事な基準としています。普遍性を持つものは、流行がなんであろうと時代遅れになることがなく、常に美しいものです。買い換える必要もなくなります。
JAUは環境への取り組みとして、売り上げの1%を1% for the Planetという団体に寄付させて頂きます。1% for the Planetは、自然環境保護の必要性を理解する企業の同盟です。この同盟に参加する企業は、「ビジネスでの利益と損失は地球環境の健康状態にも直接関連する」ことを理解し、産業が与える社会的/環境的影響を懸念しています。
美しいデザインとその作り手たちに出会う私たちの旅にぜひ参加してみてください。 もし、私が個人的に手伝えそうなことがあれば、(sonny@jau.co.jp)に直接ご連絡いただくか、チームメンバー(hi@jau.co.jp)までご連絡ください。
敬具
ソニー・マイ
(創設者、運営ディレクター)